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↑ パノラマ写真にあこがれてつなげたらしい…(もしかして、父さんパノラマのはしり!?)

昭和38年4月13日 

今日は、午前中で仕事が終了した。
いつものように、バイクに同僚を乗せ、荒川に向かう途中のことであった。

前方に自転車の女性がいた。路肩の舗装の境目で転びそうに運転していた。
危ないので、ブレーキをかけて停車したのだが、なぜか女性がバイク側に倒れてきた。

大丈夫かとたずねると、「自分の不注意で転んだ。」と言ったのだが、その女性が手に擦り傷を負っていたため、ぼくがひいたのではないが、バイクの方にたおれてきたことは間違いがないので、バイクの後ろに女性を乗せた。
同僚は、その女性の自転車を運転して、ぼくのバイクの後をついてきた。

近くの病院に連れてい行き、手当てを受けている時、いきなりその女性は、

「バイクに跳ねられた。」
と言いだした。

「自分で転んだのにもかかわららず、酷いことを言うなあ。」と思った。ぼくは、「危ない。」と思って止まったし、病院にまで連れてきたのだから、

「最初は、『自分が不注意で転んだ。』と言っていただろう。」
と強く言うと、観念したのか、

「私が悪かった。」
と誤ってくれた。乗りかった船、手当てを終えた女性を家まで送った。その時も同僚は、自転車でついてくることとなる。

災難なのは、自転車でバイクの後を着いてきた同僚かもしれない。
今日が、人生初の交通事故体験になってしまった。