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 昭和34年2月1日 
母が病気にかかり、郡山の病院に入院した。知り合いのみなさんが大勢見舞いに来てくれた。
この時期は、旧正月も近く毎日忙しい時期だった。そのため弟子の兄ちゃんが留守番や家の手伝いのため来てくれていた。昼間の暇な時期は、近くの青果店の食品の委託販売をさせてもらっており、行商も続けていた。

ぼくは、家業の合間に納豆売りを始めることにした。早朝、各家庭を回るのである。

小学六年生の妹も家庭が大変なのを悟ってなのか、ぼくと一緒に朝の納豆売りの手伝いを始めた。

昭和34年3月23日、妹が小学校を卒業し、4月4日中学校へ入学した。
母が妹の小学校卒業及び中学校入学式に出席するため病院から帰ってきたが、妹の中学校入学を喜び、嬉しそうに話をしていた。